プリント職人ブログ
【インクジェットプリント】
【インクジェットプリントとは?】
CMYKの専用インクを生地に直接吹き付けてプリントする技法になります。
インクジェットプリントのプリント方法は下記①②の2パターンございます。
①白インクを無しにして、フルカラーインクCMYKのみでプリントする
厚みも無く、Tシャツに馴染んだ風合いとなります。これは白Tシャツの時に使用します。例えば黒Tシャツに対して、白Tシャツにプリントする時と同じように、白インク無しでプリントした場合、ほとんどデザインが見えません。(黒い紙に水性絵具で絵を描くと見えないのと同じです。)
例えば、ライトイエローのTシャツに、白インクをプリントしないでフルカラーインクCMYKのみでプリントした場合、デザイン内の白い部分や抜きの部分は全てTシャツ地のライトイエローになってしまいます。(白インク無しの方がコストは安いので、この表現でも問題無い方はそのままご注文いただいてかまいません。)
②白インクを先にプリントして、その上にフルカラーインクCMYKをプリントする
これは主に白色のウエア以外の場合に用いる方法です。白インクの上にフルカラーインクCMYKをプリントするので発色良く表現されます。ただ、デメリットもいくつかあります。
【1】白インクをプリントする分、多少厚みが出ます。
【2】白インクがしっかり定着するよう、プリント前に前処理剤という液をプリント面に吹きかけてからプリントします。ウエアのカラーによってはこの前処理液部分にテカリが出たり、シミのように見えることがあります。洗濯することで綺麗に仕上がりますので、気になる方は、商品到着後に水洗いをしていただくことをオススメ致します。
【3】前処理剤を乾かす際に、一度プレス機という熱転写機に挟み込みます。その際のプレス跡がウエアに残る場合があります。洗濯するとほとんど見えなくなります。
必ずお読みいただき、全てご了承いただい場合のみご注文お願いします。
確認事項内に記載されている件でのクレームや、やり直しは一切お受け出来ませんので、必ずお読みください。
- 1、お客様からご入稿いただいたデータをそのままプリントするため、紙に印刷した時の色味やモニターで見ている色味とは異なった色味になります。弊社で色調整は行いません。予めご理解の程宜しくお願いします。
- 2、白インクを必要とするプリントの場合、白インクを定着させるための「前処理剤液」の影響により、前処理剤液部分にテカリが出たり、シミのようになる場合があります。こちらに関しては、生地の色や品番やその時の生地ロットなどによっても変化しますので、一概にどの色にテカリやシミが出るとは言い切れません。
万が一、テカリやシミのようになってしまっている場合、商品到着後、お客様ご自身で水洗いしていただくなどの対応となりますこと、予めご了承ください。
※前処理剤液によるテカリやシミは水洗いしていただくことでほとんどが解消されますが、色によっては完全に解消されず跡になる場合があります。 - 3、前処理剤液を乾かす際に、一度プレス機という熱転写機に挟み込みます。その際のプレス跡がTシャツに残る場合があります。こちらも洗濯することでほとんどが解消されます。
- 4、同じデザインでも、白インクを引いた場合と引かない場合でデザインの色味が異なります。ご了承ください。
- 5、洗濯の摩擦による、色落ちや色褪せを防ぐため、手洗いで洗濯していただくか、プリント面が裏になるよう裏返して、ネットに入れての洗濯をおすすめします。
- 6、上記、注意点に関しまして、ご理解のうえノークレームでのご注文をお願いします。
心配なお客様に関しましては、各カラー1枚づつサンプル制作ご注文いただき、プリントされた製品確認後の本生産をお願い致します。
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