プリント職人ブログ
「古着っぽいプリントのTシャツをつくりたい・・・」
「Tシャツに馴染んだ風合いのプリントってどう説明すればいいの・・・」
こんな疑問をお持ちの方、多いのではないでしょうか!?
もちろん実際に1枚のTシャツを何度も着て、何度も洗って、自然なダメージとプリントのカスレ具合が出てくるのが一番理想ですが、
なかなか難しいですよね。
そんな時、プリント職人からの提案の一つとして、
「染み込み風プリント」
という技法がありますので紹介します。
あくまで、Tシャツそのものを古着風にするのではなく、プリント部分をTシャツと馴染ませることで、
洗えば洗うほど、プリント部分が微妙に褪せてきて古着に似た風合いを漂わせることが出来るということです。
プリント職人がメインで使用しているインクはアメリカンラバーと呼ばれるインクで、
しっかりと生地の上に乗るタイプのインクです。
色をしっかりと出したい方や、耐久性や厚みのあるインクを望んでいる方はこのままのインクをおすすめします。
このインクを特殊な溶剤で水っぽい感じに柔らかくしてプリントするのが「染み込み風インク」です。
色は沈みますし、はっきりとした色にはなりませんし、洗えば洗うほど褪せていきます。
Tシャツの色とインクの色の組み合わせによっては見づらいほど沈んでしまいます。
ですが、それがかっこいいというお客様のための技法です!
実際の風合いとしてはこんな感じです↓
杢グレーなどヘザー系のウェアにプリントすることにより、染み込みやすく通常の綿100%のTシャツよりも風合いは出やすいです。
もちろん綿100%ボディでもOKです!
しかも、プリント職人では通常インクと価格は変わらず染み込み風インクが使用出来ます!
是非、こんな風合いのプリントをしてみたかった方はお試しください。
きっと今後制作するオリジナルTシャツの幅を広げてくれると思いますよ。